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【解説】The Beatles / Let It Be (Loop Ver.)

サムネイル【解説動画】The Beatles / Let It Be (Loop Ver.) 弾き方解説

はじめに

以前投稿した動画「The Beatles / Let It Be (Loop Ver.)」について、どのように演奏しているか解説をしていきます。
何の音をいつ録音しいつ再生しているのか、ループペダルの操作するタイミング、ギターエフェクトなどについて詳しく触れていこうと思います。
まずは、解説動画及び演奏動画をご覧ください。

解説動画

 

演奏動画

 

使用機材

まず、使用機材については以下の通りです。

マルチエフェクター:BOSS GT-1
ループステーション:RC-30
フットスイッチ:FS-6(トラック切り替え用)
オーディオインターフェース:Line6 SONIC PORT VX
DTMソフト:Cakewalk by BandLab

接続順は下記の通りです。

ギター ⇒ GT-1 ⇒ RC-30 ⇒ SONIC PORT VX
(FS-6はRC-30に接続しています)

ループステーション

ループステーション(ループペダル)とは

ループステーション(ループペダル)とは、一定時間の音を録音し、繰り返し再生させるものです。
1つの音を録音して、再生させながらまた別の音を録音する。というような繰り返しで、録音と再生を繰り返していきます。
複数の音を録音し再生させるものです。
基本的には、ギターの音やマイクを通してヴォーカルの音を録音します。
しかし、演奏者によっては様々な楽器を使ってループさせている方もいます。

機種によっては複数のトラックを録音できるものもあります。

例)2トラックまで録音できる場合
トラック1:バッキングギターを録音
トラック2:ベース、リズムを録音

全て再生させている状態で、
・バッキングギターだけ再生させたいときは2トラックを停止。
・ベースとリズムだけ再生させたいときは1トラックを停止。

このように、トラックごとに再生させたり停止させたりすることができます。
これは複数のトラック録音機能があるものに限ります。
ちなみに演奏動画で使用したRC-30は、2トラックまで録音できるものです。

録音できるトラック数を多いと表現できる幅が格段と広がります。
しかし、トラック数が増えるに連れて、トラックを切り替えたり録音や再生させるタイミングが増えたりして、操作が複雑になります。
ループステーションを触り始めた頃は、頭がこんがらかって演奏どころではありませんでした(笑)
ループステーションは慣れれば全然難しくないかもしれませんが、最初はとても頭を使うものだと実感しました。

録音

先ほどご説明した通り、RC-30は2トラック録音できるものです。
各トラックに録音した音は下記の通りです。
トラック1:バッキングギター
トラック2:ベース、リズム、コーラス

録音・再生の順番は下記の通りです。
①トラック1にバッキングギターを録音
②バッキングギターが再生される(自動)
③トラック2にベースを録音
④ベースが自動再生される
⑤ ④と同時に、トラック2にリズムを録音
⑥リズムが自動再生される
⑦トラック2にコーラスを録音
⑧全てが自動再生される
(トラックの切り替えはFS-6で行っている)

再生・停止

全て録音し、全て再生されている状態から、
①【Aメロ1】トラック2を停止(トラック1のみ再生)
②【サビ1】トラック2を再生(全て再生)
③【間奏】全て停止、バッキングを演奏
④【ギターソロ】全て再生、ギターソロのメロディを演奏
⑤【Aメロ3】トラック2を停止
⑥【サビ3】トラック2を再生
⑦【エンド】全て停止、バッキングを演奏

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マルチエフェクター

ギターのサウンドについてご説明します。
エフェクターはBOSS GT-1を使用しています。

ギターサウンド・切り替えタイミング

ギターのサウンドは3つ使っています。
・クリーン
・コーラス
・オーバードライブ(歪み)

また、ギター本体のピップアップセレクターで、リアとフロントを使い分けています。

録音サウンドについて

【バッキングギター】クリーン、リア(ピックアップ位置)
【ベース】クリーン、フロント
【リズム】クリーン、リア
【コーラス】コーラス、フロント

メロディ(ヴォーカル)のサウンドについて

【Aメロ1~サビ1】クリーン、フロント
③【間奏】クリーン、リア ⇒ コーラス、リア
④【ギターソロ】オーバードライブ、リア
⑤【サビ2~サビ3】クリーン、フロント ⇒ オーバードライブ、フロント(サビ3最後の4小節)
⑦【エンド】クリーン、リア ⇒ コーラス、リア

完成させるまでの苦労・まとめ

この演奏動画の構想を考え、流れが決まるまで約1か月。
この期間は、どのようにループさせられるか、サウンドの数、弾き方、どのトラックにどのサウンドをループさせるか、どのトラックをどのタイミングで停止したり再生したりするか、などを大体決めていきました。
構想や曲の流れは、弾く練習をしていく中で完成に近づいていきました。

ループステーションを使って演奏できるようになるまで約3か月。
まずは、すべてのパートを弾けるように練習しました。
次に、メロディ(ヴォーカル)を弾きながら、ループステーションの操作やマルチエフェクターの操作が出来るように練習していきました。
ループステーションの操作とは、録音・再生・トラックの切り替えなどです。
マルチエフェクターの操作とは、エフェクターの切り替えなどです。
それらがスムーズにできるようになるまでひたすら練習しました。

構想を考えることや、ループステーションやマルチエフェクターの操作するタイミングを考えながら演奏することに、とても頭を使いました。
これほど演奏する上で頭を使ったことは今までにありません。
慣れている方は簡単なのかもしれませんが、とても複雑な操作を行っています。
ギターを始めたばかりでコードを押さえる時に、頭では分かっているのに指が思い通りに動かないときの感覚にとても近いと思います。

合計約4か月をかけて完成させた演奏動画になります。
実際は、この演奏動画のアイディアが思いついてから完成するまで、半年近くかかっています。
私のやる気の問題で全く手をつけていなかった期間があるからです。
本当だったら2021年までに完成させる予定でした(笑)

新たに挑戦する感覚は久しぶりな気がしました。
これからもどんどん様々なことに挑戦していこうと思います。

ループステーション(ループペダル)に興味があればぜひ触ってみましょう。
機種によって様々ですが、必ずと言っていいほど楽器店に置いてあります。
楽器が弾けなくても、マイクさえあれば声のみでループさせても面白いでしょう。
遊ぶ感覚でやってみるととても楽しいと思います。

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