ギターは人生の学び

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ギターは人生の学び

ご覧いただきありがとうございます!
YGS -Yuga Guitar School- 三浦です。

皆さまはギターとどのような関わりを持っていますか?

少し前までは、私にとって「ギター」とは『コミュニケーションツールの1つであり、最も自己表現ができるもの』でした。
今でもそこまで大きくは変わっていませんが、最近は少しギターに対しての考え方が変わってきた気がします。
もしくは今までの考え方に新たな考え方がプラスされた感じかもしれません。

そんな私なりの考え方を私の経験をもとに記事にしてみようと思います。
本記事の内容は何かを賛否したり善悪をつけたりするものではなく、あくまでも私個人の意見ですので、ご参考までに気楽にご覧いただけると幸いです。

ギターは人生の学び

ギターとは、自分自身の精神的な「自己成長」につながり、「人生をより良いものにするお手伝いをしてくれている」のではないか。
あるとき、そう思いました。

そこで、「ギターは人生や生き方に密接に関係しているのではないか」という考えが芽生えました。
そう思った事柄をなるべく分かりやすく説明したいと思います。

①楽しむこと(楽しいと感じること)が継続する秘訣

「楽しむこと」「楽しいと感じてもらうこと」は私自身のモットーであり、当教室の運営方針の一部でもあります。
楽しいと感じたり、わくわくしたり、面白いと思うものに対しては、自ら進んで取り組んでいくと思います。

私を例にすると、私は15歳の時にギターに興味を持ち、今までギターと関わりを持ち続けています。
今までギターを続けてこられた理由は「ギターを弾くのが楽しいから」です。
そして、楽しいからギターを弾き続けていたら、いつの間にかギター講師になっていました。

ギター講師になったのも、前からギター講師になりたいと思っていたわけではありませんでした。
ですが、会社員時代、会社を辞めたいなと思っていた時に、友人からギター講師の求人があることを教えてもらいました。
そこで、半分ノリと勢いで応募して面接を受けたら、採用されました。
この時の私の心境としては「受かっちゃった!」っていう感じです(笑)

私はこの経験を通して、「楽しい」と思えるものをやり続けていたら、いつかは職業にすることもできるんだと思いました。

重要なことは、職業にするためにやり続けることではなく、何でもやり続けなさい、というわけでもありません。
無理やり「楽しさ」を見つけなさい、と言いたいわけでもありません。

『「楽しい」「ワクワク」「面白い」と思えることをやる』
ただそれだけです。

「楽しい」「ワクワク」「面白い」と思うものは、自然と自ら調べ、探求し、考察し、成長(改善)していくものではないでしょうか。
無意識のうちに勝手にPDCAサイクル(OODAループ)を回しているのです。
これも生きていくうえで大切なマインドだと思います。

それらの気持ちを大切にしてほしいと思います。
周りからどんなに反対されようとも非難されようとも、自分を信じて、自分の気持ちに正直にいてほしいと切に願います。

「楽しい」「ワクワク」「面白い」という気持ちが、いつの間にか気づいたら数年、数十年と経っていて、始めた頃には想像もしていなかったような状況になっているかもしれません。

②正しいも間違いもない

ギターの弾き方に正しいも間違いもありません。
コードの押さえ方に正しいも間違いもありません。
ピックの持ち方、ストロークのやり方、アルペジオのやり方に正しいも間違いもありません。

生徒さまにとって、私は普段正しいことをお伝えしているように聞こえているかもしれません。
しかし、私は一般的なやり方、常識的なやり方をお伝えしています。
ですので、私がお伝えしたことがすべて正しいということではありません

「正しい」という言葉の意味をあえて定義するのであれば、「自分が良いと思ったことが正しい」ということだと思います。

このコードの押さえ方が良い
このピックの持ち方が良い
このリズム、ストローク、アルペジオのやり方が良い

「原曲よりもゆったり弾くことが良い」と思うのであれば、その人にとってそれが正しいと思います。
「ピックは親指と中指で持つことが良い」と思うのであれば、その人にとってそれが正しいと思います。(一般的にはピックは親指と人差し指で持つ)
世界的に有名なギタリストの方々は、一般的な弾き方をする人の方が少ないかもしれません(笑)

これは、この世の中においても同じことが言えるのではないでしょうか。

人はそれぞれ異なる個性を持っていて、十人十色です。
それらの個性は正しいも間違いもなく、決して良し悪しや優劣をつけられるものではないと思います。
むしろよく「多様性」という言葉を聞く現代社会だからこそ、尊重されなければならない事柄だと思います。

ですので、正誤や良し悪し、優劣にとらわれず、自由に自分が良いと思うことをやってほしいと思います。

③力を抜くことが大切

ギターを弾く上で大切なことの1つが「力を抜くこと」です。

力が入っている状態だとスムーズなストロークやピッキングは出来ません。
表現豊かな強弱やニュアンスをつけることも出来ません。

逆に、力を抜いた状態であれば、より速いテンポで弾けますし、表現力の幅が広がります

ギターは力を入れるものではなく、力を抜くものです。
言い方を変えれば、ギターを弾く上で力は不要です。
(このことに対する根拠や説明は別の機会でお伝えしたいと思いますので、詳しくは割愛します。)

上記の内容はギターでの話ですが、私たちの生き方に視点を変えてみます。

私の実感としては、現代社会はストレスや疲労に溢れている気がします。

学生の方であれば、勉学や習い事、諸活動に追われているかもしれません。
働いている方であれば、人手不足で忙しく、効率を求められ、どう考えても時間が足りないのに残業をするなと言われ、最大限力を注いでも思いのほか評価されない、と感じることがあるかもしれません。
いろいろなことで忙しく、自分の好きなことややりたいことをする時間がない、という人もいるかもしれません。
ある人は、情報社会でネットやSNSの情報に翻弄されているかもしれません。(最近では「SNS中毒」「デジタルデトックス」などという言葉があるくらい)
(これらに対して否定や批判をしているわけではありません)

現代は今まで以上に便利な社会になっていると思いますが、それと同時にストレスや疲労、様々な危険性も増していると思います。

そのような現代社会だからこそ、力を抜いて一息ついてほしいのです。
ずっと力を入れて頑張り続けていたらいつかは限界が来ます。
その限界が来る前に、力を抜くことが大切ではないでしょうか。

せめてギターを弾いているときくらいは力を抜いて(リラックスして)いただきたいです。
その考えのもと、私はレッスンをさせていただいているつもりです。
ですので、レッスン中も堅苦しくならず、リラックスして自由に受講していただければと思います。

結論、ギターを弾く上でも、この世の中を生きていく上でも、「力を抜くこと」はとても大切だということです。
(この考え方は、中国の哲学者:老子の思想でもあります)

最後に

「ギター」のことを、「(物理的な)モノ」「楽器」だと言われればそれまでですが、私はそれ以上の存在であると思います。
上記の内容はギターに限った話ではありません。
他の楽器でもスポーツでも芸術でも何でも、すべてが『生きる上での学び』であり、『自分自身を成長させてくれる素晴らしい存在である』と私は思っています。

今回は、ギターと人生や生き方とを関連付けて、このような記事を書いてみました。
皆さま、各々のお考えがあったらぜひお聞きしたいです(笑)

もちろん人によっていろいろな考え方があり、異論がある方もいらっしゃると思います。
ですが、何かしら感じたり思ったりすることがありましたら幸いです。

 

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