表現力の幅が広がる!アルペジオの弾き方のポイント

はじめに
普段、弾き語りなどコード弾きをやっている方は多くいらっしゃると思います。コード弾きも良いですが、それだけやっているとだんだん飽きてきて、違うことに挑戦したくなる方もいるのではないでしょうか。
そこで、コード弾きからワンステップ上の「アルぺジオ」という奏法をご紹介します。そのアルペジオについてお話いたします。
アルペジオを練習できるようオリジナルの練習メニューをご用意いたしました。
活用していただけると嬉しいです。
TAB譜を使いますので、見方が分からない方は「【初心者も10分で読めるようになる!】TAB譜とコード譜の見方のポイント」の記事をご覧ください。
アルペジオとは
アルペジオとは、右手の指で弦をはじいて弾く奏法のことです。
少し意味合いは違いますが、「指弾き」と言うこともあります。
ストロークの弾き方と違って、1弦ずつまたは同時に複数弦をはじくことで、独特な雰囲気を出すことができます。
また指で弾くことで、ピックで弾くよりも温かみのある優しい音色になります。
しっとり静かな雰囲気を表現したい時などに使われることが多いです。
アルペジオを弾くポイント
- 基本、右手の親指・人差指・中指の3本で弦を弾く(スリーフィンガー奏法)
- 親指は左側側面のはらで弦をはじく
- 人差指と中指は指先で弦をはじく
- 親指の担当は低音弦(6弦から4弦くらい)
- 人差指の担当は中音弦(4弦から2弦くらい)
- 中指の担当は高音弦(3弦から1弦くらい)
- それぞれの指で順に弦をはじいていく(そろばんで計算するようなイメージ)
- 3本指同時に弦をはじくときは、物をつかむイメージで弾く
アルペジオの練習メニュー
いくつかの練習メニューをご用意いたしました。下記のように練習してみましょう。
- 最初はBPM=60くらいから始める
- 目標はBPM=300くらい
- 何度も繰り返し弾いてみよう
練習メニュー①

練習メニュー①
左手は使いません。
- 1小節目:親指は6弦、人差指は3弦、中指は2弦を順に弾く
- 2小節目:1小節目と同じ
- 3小節目:親指は5弦、人差指は3弦、中指は2弦を順に弾く
- 4小節目:3小節目と同じ
練習メニュー②

練習メニュー②
- 弾く弦と右手の指の動きは練習メニュー①と同じ
- 1、2小節目:左手で「Gコード」を押さえる
- 3、4小節目:左手で「Cコード」を押さえる
練習メニュー③

練習メニュー③
- 左手は練習メニュー②と同様にコードを押さえる
- 1、2小節目:6弦親指・3弦人差指・2弦中指・3弦人差指の順に弾く
- 3、4小節目:5弦親指・3弦人差指・2弦中指・3弦人差指の順に弾く
練習メニュー④

練習メニュー④
- 左手は練習メニュー②③と同様にコードを押さえる
- 1小節目:6弦親指・3弦人差指・2弦中指・3弦人差指の順に弾く
- 2小節目:1弦中指・3弦人差指・2弦中指・3弦人差指の順に弾く
- 3小節目:5弦親指・3弦人差指・2弦中指・3弦人差指の順に弾く
- 4小節目:1弦中指・3弦人差指・2弦中指・3弦人差指の順に弾く
練習メニュー⑤

練習メニュー⑤
- 左手は、「Gコード」「Cコード」「Dコード」の順に押さえる
- テンポは変わらず、1拍目は4分音符、2~4拍目は8分音符になる
- 1、2小節目:練習メニュー④と同じ
- 3、4小節目:4弦親指・3弦人差指・2弦中指・3弦人差指・1弦中指・3弦人差指・2弦中指の順に弾く
チャレンジメニュー

チャレンジメニュー
さらにレベルの高いアルペジオを弾きたい方のために、チャレンジメニューをご用意いたしました。
これが弾ければどのパターンでもほとんど出来るようになるでしょう。
- 左手の押さえるコードは練習メニュー⑤と同じ
- 1~3小節目の1拍目は、3本指同時に弦をはじく
- それ以外は練習メニュー⑤と同じ
アドバイス
アルペジオはさまざまなパターンがあります。
今回は基本的なパターンをやってみました。
自分なりに弾き方を変えると楽しく練習できると思います。
押さえるコードを変えてみたり、リズムを変えてみたりすることで雰囲気も変わります。
いろいろ試しながら思うがままに弾いてみましょう。
弦をはじく指の本数は、特に決まりはありません。
今回は3本指を使ってアルペジオをする方法をお伝えしました。
人によって2本のみ使うという方や5本すべて使うという方もいます。
表現したい雰囲気によって弾き方も変えると良いでしょう。
弾き方としては、ピックを握りながらアルペジオをする方法もあります。
ピックが親指の役割で、中指と薬指で弦をはじきます。
ピックを使ったストロークとアルペジオを併用したい場合にやることがあります。
また、ピックを使わずに指先でストロークする場合もあります。
どの弾き方をするかはその人の自由です。
状況に応じて使い分けてみましょう。
最後に
今までストロークのみで練習していた方は、アルペジオにも挑戦することをお勧めします。
なぜなら表現力の幅が広がるからです。
私がアコギでコードを弾くときは、ストロークとアルペジオを併用しています。
それぞれの良さがあり、強弱をつけることで、さらに自分が思い描くバッキングができると思います。
左手は鳴らす音を決めるもので、右手は思い描く感情や雰囲気を表現ものだと思っています。
左手の役割の方が大きいのではないでしょうか。
右手の技術を向上させていき、ギターをさらに楽しいものにしていきましょう。