そもそもコードって何?
ギターを始めるにあたって、「コード」という単語は聞いたことがあるかもしれません。しかし、そもそもコードって何なのか疑問に思っている方もいると思います。
「コード」とは、いくつかの音が重なり合った音(和音)のことです。
コードの数は、オープンコードだけで何百もの数があります。分数コードなどを合わせるとさらに多くの数になります。※オープンコードと分数コードについては今後の記事でご説明しようと思います。
ちなみに、「CDEFGAB」は「ドレミファソラシド」を英語表記にしたものです。
音名 ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド
英語表記 C D E F G A B C
コードの押さえるのは大変じゃないの?
これからギターを弾くという方は、まずはコードの練習から始めることをお勧めします。
コードを弾けるようになれば、曲に合わせて弾くことができます。また、弾き語りもできるようになります。ギターが弾けている楽しさを感じられる手っ取り早い方法がコード弾きだからです。
コードの種類によっては、コツさえ掴んでしまえばものの数分で押さえられるようになります。やる前から「コードを押さえるのは難しそう」というイメージがある方は、そのイメージを捨てましょう。
最初に練習するコードとしては、「E」「A」「D」がお勧めです。なぜなら、押さえやすいコードだからです。
爪が伸びている場合は必ず切ってから始めましょう。爪が伸びているとコードが押さえづらくなってしまいます。
Eコード
人差指は3弦の1フレット、中指は5弦の2フレット、薬指は4弦の2フレットを押さえます。
Eコードは1弦から6弦まですべて鳴らします。
- 指先を立てるようにして指先で弦を押さえる
- なるべくフレット寄りを押さえる(最小限の力で押さえられる)
- 手のひらとネックの間に隙間を空ける(ウズラの卵が入るようなイメージ)
Aコード
人差指は4弦の2フレット、中指は3弦の2フレット、薬指は2弦の2フレットを押さえます。
Aコードは1弦から5弦まで鳴らします。6弦は鳴らしません。しかし、6弦だけ弾かないようにするのは大変です。なので、右手のストロークは全部の弦を弾き、左手の親指で6弦を軽く触れるようにします。そうすることで、6弦は「ツッ」という小さな音しか出ず、弾かない状態を作ることができます。このことを「ミュート」と言います。
最初は6弦をミュートせずに練習してみましょう。その状態ですべての弦が鳴るようになったら、6弦をミュートして6弦以外の弦が鳴っているか確認してみましょう。
- 指を立てるようにして指先で弦を押さえる
- 指が重なってしまうため少しずらして押さえるが、なるべくフレット寄りを押さえる
- 手のひらとネックの間に隙間を空ける
- 人差指の付け根とネックとの間にほんの少し隙間を空ける
- 親指のひらで6弦を軽く触れるようにする
Dコード
押さえ方①
押さえ方②
押さえ方①は、人差指は3弦の2フレット、中指は1弦の2フレット、薬指は2弦の3フレットを押さえます。
押さえ方②は、中指は3弦の2フレット、薬指は1弦の2フレット、小指は2弦の3フレットを押さえます。
Dコードは4弦から1弦を鳴らします。5、6弦はAコードと同じように親指でミュートします。基本的には2種類の押さえ方がありますので、最初は押さえやすい方で練習してみましょう。将来的には2種類とも弾けるようになると良いでしょう。
- 押さえ方①の場合、人差指は指のひらで弦を押さえる、中指と薬指は指先で弦を押さえる
- 押さえ方②の場合、中指・薬指・小指の指先で弦を押さえる
- なるべくフレット寄りを押さえる
- 手のひらとネックとの隙間はあまり空けない
- 親指でネックを握りこむようにして5、6弦を軽く触れてミュートする
アドバイス
コードを押さえてみて、右手の指で6弦から1弦までゆっくり鳴らしてみましょう。しっかり押さえられていないと、音が鳴っていなかったり、しっかり音が響いていなかったりします。
なっていない弦のあたりを押さえている指の押さえ方を確認してみましょう。指が本来押さえるべき弦と違う弦に触れていて音が鳴らないことや、指の押さえる力が足りずにしっかり音が響いていないことなどがあります。
人によって手の大きさや指の長さ、骨格などが違います。ある人と同じやり方でやってもできないこともあります。できないと自分を責めず、自分なりにできない原因を研究して、試行錯誤しながらやってみましょう。
毎日ギターを触ることが弾けるようになる近道です。一日10分でも良いので毎日触るようにすることをお勧めします。
できるできないも個人差がありますので、マイペースに楽しく練習しましょう。
弾けるようになるよう応援しています。
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