ピックアップシステムを交換しようと思った経緯
今回はエレアコのピックアップシステム一式を交換する手順をご説明しようと思います。
なぜピックアップシステムを交換しようと思ったのか?
それは、現在メインで使っているアコギはエレアコなのですが、ピックアップシステムのどこかが故障していて、アンプに音を出すことができません。今までは特に支障がなかったのでずっと放置していました。しかし、最近ライブに出ることになり、エレアコを使うことになったからです。また、イコライザーの高音調整ツマミが割れてしまっていました。
詳しくどこが悪いのか調べた方が良いのかもしれませんが、面倒くさがりなのでピックアップシステム一式交換することにしました。
ピックアップシステムとは
ピックアップシステムとは、
- ピックアップ……弦の振動を電気信号に変換するもの
- プリアンプ……ピックアップが拾った電気信号を増幅し、音量の調整やイコライジング(※)するもの
- バッテリーボックス……電池を入れるためのもの
上記の3つの総称のことです。
※イコライジングとは、音を加工したり調整したりするもの。今回取り付けたプリアンプは、低音・中音・高音のそれぞれの帯域の音量が調整できる。
取り付けたピックアップシステムの紹介
ピックアップシステム:B-BAND T35 3バンドEQ(チューナー付き)
今回取り付けたピックアップシステムは、もともと付いていたものと同じものを選びました。なぜなら、ボディの加工をしたくなかったからです。別のものにすると形が違うため、ボディの加工が必要になります。Amazonで4,000円弱で買えました。
ピックアップはいくつかの種類があるので、そちらについては別に記事を投稿しようと思います。
ピックアップシステムの交換手順
取り外し
![](https://enjoynow38.com/wp-content/uploads/2020/11/DSC_0697-scaled-e1605148023172-300x203.jpg)
プリアンプ表側
![](https://enjoynow38.com/wp-content/uploads/2020/11/HORIZON_0002_BURST20201109174153104-scaled-e1605147919505-300x225.jpg)
プリアンプ裏側
![](https://enjoynow38.com/wp-content/uploads/2020/11/DSC_0712-225x300.jpg)
プリアンプ取り外し
プラスドライバーで固定されているねじを外します。
![](https://enjoynow38.com/wp-content/uploads/2020/11/HORIZON_0001_BURST20201109173207936_COVER-scaled-e1605148473444-300x191.jpg)
バッテリーボックス表側
![](https://enjoynow38.com/wp-content/uploads/2020/11/HORIZON_0001_BURST20201109174222194_COVER-scaled-e1605148556376-300x225.jpg)
バッテリーボックス裏側
![](https://enjoynow38.com/wp-content/uploads/2020/11/DSC_0705-scaled-e1605148628426-300x189.jpg)
バッテリーボックス取り外し
バッテリーボックスもプラスドライバーで固定されているねじを外します。
![](https://enjoynow38.com/wp-content/uploads/2020/11/DSC_0710-300x225.jpg)
弦を外した状態
![](https://enjoynow38.com/wp-content/uploads/2020/11/DSC_0704-300x225.jpg)
サドルを外した状態
![](https://enjoynow38.com/wp-content/uploads/2020/11/DSC_0708-300x225.jpg)
サドルの下にピックアップが挟まっている
![](https://enjoynow38.com/wp-content/uploads/2020/11/DSC_0707-300x225.jpg)
ピックアップ取り外し
黒い細い棒のようなものがピックアップです。
![](https://enjoynow38.com/wp-content/uploads/2020/11/DSC_0706-300x225.jpg)
ピックアップの配線外し
![](https://enjoynow38.com/wp-content/uploads/2020/11/CENTER_0001_BURST20201109175009950_COVER-scaled-e1605149625239-300x225.jpg)
バッテリーボックスの配線外し
配線を外すとすべてボディから取り外すことができます。
取り付け
プリアンプに接続するピックアップの配線には差し込む向きが決まっています。取扱説明書を見て、差し込む向きを確認して差し込む向きを間違えずにしましょう。
![](https://enjoynow38.com/wp-content/uploads/2020/11/DSC_0714-300x225.jpg)
動作確認
9V電池を入れてシールドを差し込むと導通する仕組みです。シールドを差し込んだ後、チューナーボタンを押すと液晶画面が点灯します。
アンプをお持ちの方は、ピックアップを取り付け、どの弦でもよいので1弦だけ張ってみて音が出るか確認しましょう。
ピックアップシステムの交換は以上で完了です。
最後に
ご自身で交換する手順をご紹介いたしました。
交換する際は自己責任でお願いいたします。また、ご自身で交換した際の不具合等は当方は一切の責任を負いませんのでご了承ください。もし少しでも不安に感じる方は、楽器店やリペアショップにお願いしましょう。
私自身、ピックアップシステムを交換したのは初めてでした。しかし、同じものにしたためボディの加工なしで簡単に取り替えることができました。普通ならなかなか壊れることがないので交換することもありません。そのため今回はとても良い機会になりました。
作業自体は1時間もかからず取り替えることができました。今回交換したピックアップシステムの取説は全て英語だったので、ほとんど見ずに作業しました。英語が読めれば良かったと後悔…
ピックアップの種類はいくつかあり、音の特性なども異なります。音にこだわりのある方はピックアップの選定が重要です。また、異なるピックアップを複数組み合わせる「ブレンドピックアップ」というものもあります。ボディのアタック音もしっかり出したいという方にはお勧めです。
ピックアップが付いていないアコギを持っている方で、ライブ演奏などをする予定がある場合は、この機会に後付けでピックアップを取り付けてみるというのも良いかと思います。
実際にやってみると夢中になってとても楽しかったです。みなさまもご興味があればぜひやってみてはいかがでしょうか。
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