アコギの弦高調整のやり方

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アコギの弦高調整のやり方

こんにちは!
先日、ある生徒さんのアコギを弾かせてもらう機会があり、弾いてみたら弦高が高すぎてこれは弾きづらいだろうと思いました。
そのことをその生徒さんにお伝えしたら弦高調整をお願いされました。
そこで、今回弦高調整をするタイミングが出来たので、アコギの弦高調整のやり方について記事にしてみようと思います。

用意するもの

用意するものはこちらになります。

  • 紙やすり(60番・240番・800番)※適当に各種類買いました(笑)
  • 定規(端から目盛りがついているもの)※写真を撮っていませんでした(苦)

今回はついでにフレットを磨くつもりなので、

  • 金属磨き用クロス
  • マスキングテープ

も用意しました。
フレット磨きのやり方については、別記事でお伝えしようと思います。

上記のものがあれば作業は可能ですが、時間短縮のため弦を外す際に「ストリングワインダー」もあるとなお良いかと思います。

作業始める前の準備

まず作業を始める前に現在の弦高を確認します。
弦高を確認する際は、ギターが正常な状態になっていることを確認してください。
ネックが反っている場合などは、事前に調整しておくようにしましょう。

ネックの調整方法は下記のご覧ください。
初心者もできる!ネック調整のやり方のポイント

弦高の測り方


こちらは、調整前の6弦(12フレット)の弦高です。

弦高の測定方法は、12フレット上から弦の下までの長さになります。
6弦側と1弦側の両方を測定します。
この写真の場合は、6弦側 約4.0mmです。


こちらは調整前の1弦(12フレット)の弦高です。

この写真の場合は、1弦側 約3.1mmです。
定規は0.5mm刻みのものをおすすめします。

適正な弦高は弾く人によって異なるため一概には言えません。
しかし、一般的な弦高は下記の通りです。

一般的な弦高
6弦側 2.5mm
1弦側 2.0mm

弦高調整の方法

アコギの弦高調整の方法としては、簡単に言うとブリッジについているサドルを削るというものです。

大まかな流れとしては、

  1. 弦を外す
  2. サドルを外し、サドルに削る範囲のマーキングをする
  3. サドルを削る
  4. サドルを取り付け、弦を張り直して終了

順番に説明していきます。

① 弦を外す

まずは弦を外してください。
ブリッジピンまで外す必要はありません。
外す際は写真のような「ストリングワインダー」というものを使うと時短になるのでおすすめです。
楽器店に必ず売っているはずなのでもし必要だと思う方はご購入してみてください。

② サドルを外し、ハドルに削る範囲のマーキングをする

ブリッジからサドルを外します。
最初は固く感じるかもしれませんが、力を入れて引っ張れば取れると思います。
外す際に、6弦側と1弦側の向きが分からなくならないように、印などをしておくと良いかもしれません。(弦があたる部分の溝の太さで向きが分かるかもしれません。)

サドルに削る範囲のマーキングをシャーペンなどで書きます。
しかし、どのくらい削ればよいのか分からないかと思います。
削る長さの計算方法は下記の通りです。

サドルを削る長さの計算方法

簡単に言うと、「下げたい弦高の長さの倍の長さ」になります。

【例】
<調整前の12フレットの弦高>
6弦:4.0mm
1弦:3.1mm

<調整後の理想の弦高>
6弦:2.5mm
1弦:2.0mm

6弦側  (4.0mm – 2.5mm) × 2 = 3.0mm
1弦側  (3.1mm – 2.0mm) × 2 = 2.2mm

この計算により、今回は6弦側を3.0mm、1弦側を2.2mm削ることにしました。

その削る長さが分かるように、チャーペンなどを使い、サドルに線を書いていきます。

③ サドルを削る

ここから実際にサドルを削っていきます。
この作業は紙やすりを使ってひたすら削っていくだけです。
もし、他にもっと良いやり方があったらぜひ教えてください!

削る際に注意していただきたい点は、サドルの底面を平らに平行に削るということです。
弦の振動がサドルの底面からボディ本体へと伝わっていき、音を響かせているからです。
音を響かせるために大きな役目を担っている部分なので、仕上がり次第で音にも影響していきます。
最初はあまり気にせずガンガン削って構いませんが、マーキングした線の近くまで削れてきたら慎重に作業していきましょう。

マーキングした線の近くまでは、粗めの紙やすり(60番)で削っていきます。
ある程度まで削れたら、中くらいの粗さの紙やすり(240番くらい)に変えます。
ここでサドルの底面を平行に平らにしつつ、マーキングした線が見えるギリギリの部分まで削っていきます。
最後は細かい紙やすり(800番くらい)を使って仕上げていきます。
ちょうどマーキングした線が見えるか見えなくなるくらいまで削れば終了です。

正直、削り終わる頃には右手の握力は限界です^^;

④ サドルを取り付け、弦を張り直す

削る作業が終わったら、サドルを再度取り付けます。
サドルを取り付ける際、6弦側と1弦側の向きを間違えないようにしてください。

サドルを取り付けたら、弦を張り直していきます。
弦の張り方が分からない場合は、下記の記事をご覧ください。
初心者も簡単にできる!弦交換の失敗しないポイント

⑤ 再度弦高を確認する

【調整後】12フレット上6弦の弦高

【調整後】12フレット上1弦の弦高

再度、12フレット上の弦高を確認します。
写真ですと分かりずらいかもしれませんが、ほぼ目標の弦高に調整することが出来ました。

以上で作業は完了です。
実際に作業された方は大変お疲れまでした!

まとめ

今回の作業時間は2時間弱くらいでした。
サドルを削る作業の時間次第で多少前後はするかと思います。

今回はアコギの弦高調整についてお伝えしましたが、少しでもお役に立てることが出来たら幸いです。

普段めったに行うことのない作業だと思うので、初めてやる場合は余計に時間がかかるかもしれません。
ご自身で弦高調整を行う際は全て自己責任になります。

もし、弦高調整ができる自信がない方は、楽器店などの専門の人にお願いした方が良いと思います。
しかし、自分でやってみると、自分自身の技術や知識の向上に繋がりますし、何よりギターに対してもっと愛着が湧いてきます。
サドルは単体で売っているので、最悪失敗してもやり直しができます。

アコギの弦高調整はやったことがないと少し挑戦的な作業かもしれません。
しかし、あなたのアコギの弦高が高いと気になっていて、やる気があるのであればぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

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